クリア:うたわれるもの 偽りの仮面 / 二人の白皇

 うたわれるもの3部作の2作目と3作目をクリアしました。

 1作目からプレイしていない理由はSteam版が無かったからです。

マロロ・・・(やればわかる!)

 一応、PS4版の1作目は買ってあるのでいつかプレイしようと思います。

引き込まれるストーリーだが

 2作目の「偽りの仮面」と、3作目の「二人の白皇」は続き物なので、立て続けにプレイしました。

 クリアした感想としては、テキストタイプのAVGとしてはシュタインズ・ゲート以来の感動作でした。

 あんまりこの手のAVGはプレイしないので、比較する対象が少ないのですが、何度も涙腺が決壊しました。

 白粉を塗った麻呂キャラに涙する日がくるなんて!!

 感動作だったのですが、偽りの仮面は少し展開が遅く冗長な感じもしました。

 2作ともクリアしてみると、偽りの仮面で丹念に世界観やキャラクターを描いたからこその3作目というのはわかるのですが、音声を聞きながらプレイすると20時間以上かかるのに「続く!」という感じで終わるのは、なかなか人を選ぶ気がします。

 あとギャルゲー要素はもう少し抑え目でも良かったかなぁ。

SLGパートは微妙

 SLGパートは凡庸です。

 ノーマルモードだとレベリングなしにサクサク進むのですが、普通過ぎて多少苦痛でした。

 物語だけ追いたいなら、スマフォ向けのSLGパート抜き版が無料でプレイできるので、そちらでも良いかもしれません。

 ただ二人の白皇のSLGパート最終戦で必殺技台詞が変わるのは、熱い展開だったのでSLGパート無しというのも勿体ない気がします。

ハクの声の方はしんちゃんのお父さんの声の人・・・

クリア:Maneater

 12時間ほどでクリアしました。

 サブイベントなどもそこそこ消化してのクリアなので、急げばもう少し早くクリアできそうですね。

 もう少し長いと飽きていた可能性大なので程よいボリュームでした。

 感想はバカゲーには間違いないけど、予想以上に作りこまれた良ゲーでした。

 マップは途中でリロードをはさんだりしますが、プレイ感覚はしっかりオープンワールドしていました。

 レベルバランスも良く計算されていて、小サメからだんだんと強くなっていくのを体験できました。

 サメになって人を殺しまくるゲームなので悪趣味系ではありますが、ゲーム性もしっかりとしていて、おすすめできる作品でした。

クリア:デモンエキスマキナ(ネタばれあり)

 デモンエキスマキナをクリアしました。

 戦闘が爽快で、装備集め要素もあり、最後まで楽しめる作品でした。

 ラスボス戦だけ、少し不満かな。

ラスボス戦

 これまで強化した武器とテクニックで強敵を打ち負かす最終戦を期待していたのですが・・・。

 下画像の地面にある、小さい複数の青い点が爆弾で、それを投てきするギミック戦闘でした。

 最初、手持ち武器のすべての弾を撃ち尽くしたのにラスボスのライフが半分以上残っていて絶望したのですが、ギミック戦だったとは・・・。

中盤以降人物もわかってきた

 ファーストインプレッションで最初に登場人物がワラワラ出て覚えるのが大変と書きましたが、中盤以降、物語が動き出すころには何とか覚えられており、ストーリーも楽しめました。

 そんなにインパクトのあるストーリーではないですが、最初の「あんた誰?」状態よりはマシになりました。

薄い主人公

 主人公は色々と仲間から話しかけら、賞賛されるのですが、応答もなく意思表示もありません。たまにミッションで「倒す」「倒さない」程度の選択はできるのですが、ほぼ傍観者という感じです。

 この辺はPS時代のAce Combat3を彷彿とさせて嫌いではなかったですが、賛否は分かれそう。

ちょっとした攻略

 中盤終わりごろから活用し始めたのですが、3つのモードのうちのアサルトモードの火力上昇と、分身を作り出すミラージュを活用すると難易度が駄々下がりします。

 特にミラージュは、こちらへの攻撃が止む上に、分身に切りかかる近接タイプの敵だと動きが止まるのでライフ(VP)をガンガン削れます。

 最初のころチュートリアルで聞いたんですが、すぐに忘れてしまってました・・・。

 

クリア:She Sees Red

 THE COMPLEXに続くムービーゲーム2つ目。

 何周かするゲームのようだが、とりあえず1周を終えた感想。

 意外な驚きもあり、ストーリーはまぁまぁ。

 ただ、日本語字幕が酷い。ナイトクラブのオーナーのこわもての顔男性の以下の台詞でクオリティの想像はつくと思う。

僕は彼が知らない

 

 彼というのは犯人で、「俺(私)はそいつを知らない」ぐらいの訳で良いシーンです。

 登場人物の口調が変わったりもあって、なかなか酷い。THE COMPLEXも誤字があったりしたけど、その上を行く残念翻訳。

 セール時に1000円以下で買ったので、まぁ値段的には文句は無いです。

 2周目以降はスキップできるみたいなので、別のエンディングも見てみよう。そこでさらなる驚きがあったら評価を上げたい。

クリア:THE COMPLEX


 実写動画で構成されたアドベンチャーゲームです。

 動画部分がしっかり作られているのと、人間関係や会話が楽しくクリアまで一気にプレイしました。プレイ時間が80分だったので映画一本観るのと同じですね。

 優れた映画ほどストーリーが良いわけではありませんが、プレイヤーの選択で運命が変わるので、物語に入り込むことができます。

冒頭のシーンでは、2人の患者を前に、
どちらに命を救う薬を投与するかの選択を迫られます

 値段も1200円ぐらいなので、レンタルビデオよりは高いけど、映画館で観る値段だと思えば気軽に購入できます。

 この手のゲームは他にもいくつかあるようなので、評価が良ければプレイしてみようかなと思います。

 ジャンル的には「Full Motion Video」とか「FMV」になるんだろうか。色々な作品が出てくることを期待したい。

クリア後感想:仁王2

 仁王2のクリア後感想を残します。

 評価する点は項目の頭に「+」、悪かった点は「-」を付けています。

 総評としては、悪い点も沢山あるけど、トータルとしてはオススメできる良作です。

 死にゲーとしてフロムゲーと比べれば落ちるし、ハクスラとしてDiabloと比べたらだめだけど、それらを組み合わせた作品として面白かったです。

+工夫次第で難易度が変わるボス

 最初「これは倒せるまでに時間かかるぞ!」と覚悟したボスでも、弱点属性をついたり、こちらが属性耐性を高めることで攻略できたり、有効な忍術・呪術があったりと試行錯誤で攻略できると嬉しいです。

 武器によっては簡単に倒せることに気が付くことがありました。少なくとも出が早くリーチの短い武器と、リーチが長いけど出の遅い武器は使えると良いと感じました。

+ハクスラ要素

 Diabloやボダランなどに比べると軽めのハクスラ要素ですが、やはりハクスラ要素は嬉しいです。

 これは賛否あって、ハクスラのわりにびっくりするような強アイテムが手に入ったり、面白い効果がついたレジェンダリアイテムが無く、装備についた特性も地味なのは微妙です。

 最上位が2周目というのも残念ですが、このゲームは塚を掘ることで死んだキャラの装備がもらえるので、低確率でレアレジェンダリーを出しても、塚堀りからみんな手に入れてしまうというシステム的な悩みがあります。

 死にゲーのバランスを崩せないので、ハクスラによって体感できるほど強くできないというのは、ハクスラと相性悪いと思います。まぁ、軽い味付け程度のハクスラということで。

+味のあるキャラクターと戦国という舞台

 竹中直人さんの藤吉郎は良い味のキャラでした。

 無名も目力があるキャラではありませんが、柔らかい表情が癒しになりました。

  戦国時代ものなので、名だたる武将が出てくるのも楽しかったです。

+ボリュームが凄い

 多少、水増し感はありますが、ボリュームは凄いです。

 豊富なサブミッション、アイテム堀り、図鑑埋め、全部やろうとするとかなり長時間遊べると思います。

+豊富な成長要素

 装備だけではなく、武器スキル、忍術、呪術、勢力選択、守護霊、魂代など様々な要素で主人公を強くすることができます。

 私はあまり活用しませんでしたが、装備も鍛冶屋で特性の付け直しやレベルアップ、製造することができるので、これらも活用すると更にできることが増えます。

-雑な死にゲー要素

 途中の記事で何度か書きましたが、複数の敵に囲まれる、狭いステージで戦う、意地悪な敵配置、どれも死に要素ではありますが、ストレスを感じる方が勝っていました。SEKIROから間を置かずプレイしたせいか、仁王2の殺し方は雑に感じました。

 特にサブミッションはメインミッションのような固有ボスを用意するわけにもいかず、上記のようなストレスが溜まる要素で難易度を担保しているものが多かった気がします。

-ストーリーが微妙

 最終章で初代仁王とつなげる下りがあるためか、藤吉郎との最終戦が思ったより盛り上がりに欠けました。

 実は大嶽丸が操っていましたが、死んだけど妖怪化しました、というパターンも乱用し過ぎなきがします。

 そして初代の仁王DLCやってないので、最後も多少置いてけぼり感・・・。

-ステータスによる制限

 ステータスはある程度極振りした方が強くなる気がしますが、反面能力値が足りず装備できない装備が増えてきて、装備の選択肢がだんだん狭まっていってしまいました。

 なので、後半は属性耐性を詰みたい場合などに防具に自由度が無く、小物でしか詰めませんでした。

 忍術も呪術も使って敵に応じた立ち回りをしたかったのですが、ステ振り的に諦めて忍術だけ伸ばしました。これは手斧を使うための技を伸ばす必要があったからですが、忍術と親和性の高い鎖鎌にして、忍術・呪術を伸ばしても良かったかもなぁ。

総合評価

 最初にも書きましたが、大作であり良作であることは間違いないけど、マイナスポイントも沢山あるなぁという感じです。

 DLCは多分やらないと思います。

クリア:SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE

 取り返しがつかない要素的なNPCを殺してしまったので、1回再開しましたが、ようやくSEKIROをクリアしました。

 とはいえ、苦戦したボスは結局パターンを覚えてそれに従って確定反撃を重ねて倒したので達成感はあまりなかったです。

苦戦したボス

 天守閣の弦一郎と、最終戦の一心の2人。

 弦一郎は4時間ぐらいかかり、一心は6時間ぐらいかけて倒しました。そのころには「こう来たらこう返す」が自分の中で出来上がっていたので、ミスしないように反復しているうちに倒せて終了でした。

クリアの瞬間

楽しかったボス

 獅子猿と山内式部利勝は飛び回る感じが楽しかった。

 たぶん、自分が受けに回って相手の技を捌くボスより、こういう飛び回って攻勢に回るターンがあるボスが好きなんだろうなぁ。

 獅子猿はなんだかんだで第2形態含めて2時間ぐらい戦っていた気がする。

過去の経験が活きたボス

 まぼろしお蝶は別のゲーム「仁王」の飛縁魔(蝙蝠お色気お姉さん)とほぼ同じ感覚で戦えたのですんなりクリアしました。それでも数回リトライしているんですが・・・。

 飛び上がったら手裏剣で落として、連続攻撃は捌いている内に仁王の苦い思い出が蘇ってきました。

良かった点

 ボス戦で「このスキルや要素を活用すれば勝てる!」というのを見つけた時は楽しかったです。

 しっかり技を学んでいけるようなボスが配置されているのも見事と感じました。

マイナスポイント

 第2段階までは演出として良いのですが、苦戦した弦一郎の第3段階、一心の弦一郎を含めての4段階はやり過ぎだと感じました。

 すんなり反射神経で1時間ぐらいでクリアしてしまう人は良いのでしょうが、私みたいに数時間かけて倒す場合、1段階目(弦一郎・一心の場合は2段階目の一心1段階目も)がほぼ作業になってしまい退屈でした。

 あとは恒例の2匹同時ボス・毒沼・上から落ちる立体マップは要らない・・・。

 毒沼と立体マップはグラップリングで高く飛んで移動できるのでストレスはかなり緩和されていました。

 あと、お金とスキルポイントは稼ぎプレイなくても溜まるようにしてほしかった。・・・というか、スキルとか2周目前提の必要ポイントになってる気がする。

素晴らしい作品だけど、肌に合わなかった

 なんだかんだ言いましたが、天守閣弦一郎なんかは、これまでのスキルをしっかりマスターしているかの試金石だったりと良ボス感を楽しんでプレイはしていました。

 1時間ぐらいで、上手くアドリブを利かせてクリアできていたら、爽快感もあったろうなぁと思います。これは自分のプレイスキル不足なので文句を言う筋合いではないのですが・・・。

 先にも書きましたが、長い時間かけたボスはほぼパターンを覚えてしまい、反復でクリア率を上げていく作業で終わり、倒した喜びより的確にルーチンをこなせてようやく終わった感が残りました。

 ここで「ついに、ついに、ついに倒したぞっ!!」とドーパミンが溢れるはず・・・と予想していたのですが、湧き上がった感想は「ようやく終わった」でした。

 ダークソウル2で初めてのボスを数時間かけて倒した時の達成感は凄かったんだけどなぁ・・・たぶん、こういうゲームって慣れてしまったんだと思う。

クリア:三国志14

 タイトルの通り、三国志14をクリアしました。

 あとで延々と書きますが、面白さ半分、ストレス半分という感じでした。大抵のゲームは楽しめる自分でも今回はギリ良判定な作品。

 私は最初の一回は劉備でプレイして演義の気分を味わうと決めているので、劉備でプレイ。

 難易度はデフォルトの中級。シナリオは「反董卓連合」。

 追加キャラは旬だった銀河英雄伝説+ライザのアトリエ。古武将は入れず。

クリア後のシナリオ選択画面。クリアすると「英雄終結」シナリオが追加される

連合に騙される

 ゲーム開始直後はタイトルの反董卓連合を結成しているので、周囲の君主はほぼ味方なのでのんびりプレイできました。

 情報を見ると同盟期間2年・・・のんびりし過ぎて退屈になりそうなので、南の空白地に滑り込んで連合に参加していない劉表と対決!

 ・・・と思ったら、1年でイベント発生からの連合瓦解!!

 そういえば、そうだった気がする、と過去の三国志プレイの記憶が蘇るが、時すでに遅しで非常に多くの敵と会敵する横長な領土になってしまいました。

 思い返せば、この辺のドタバタしていた辺りが一番面白かった。後は、洛陽から長安に至る関所がなかなか落ちないから川を渡って関所を攻略せずに、長安を奪取したら、関所にも包囲判定があって、四面楚歌になった辺りも楽しかった。

懐柔がうっとおしい

 多くの君主と隣接すると、懐柔という形で府と呼ばれる支城を取らまくりになります。

 自身の領土であれば兵を出して簡単に取り返すことができるのですが、その度に府を担当させた開発担当者が外れてしまう・・・。

 シミュレーションゲームなので操作が手間なのは良いのですが、こういう不必要に面倒なのは勘弁してほしい。

色塗りが楽しい

貂蝉加入、今作は女性キャラが一時期の優遇から押さえられた能力値になっていた気がする

 今回は領地を色塗りで表現します。色が塗られた土地が自分の領地で、自分の領地内だと色々と優遇されます。

 当然攻める場合は相手の領地を塗りつつ進むわけですが、後背の塗った部分を敵に塗り返されると背後を取られた判定になり、部隊が混乱するなど兵力に任せてガンガン進むと痛い目を見るシステム。

 コンピューターは積極的に裏取りしてくるわけではありませんが、ふとしたタイミングで部隊が孤立してタコ殴りにあいました。

 コンピューターはあまり賢くないので、こちらが裏取りできる場面の方が多かったです。

兵糧が足りない

 しっかり内政に時間をかけると大丈夫かもしれませんが、4・5万の兵を1つの城に配置しておくと、兵糧がそれだけでドンドン減っていきます。

 特に占領した直後の領地は開発も不十分で、金米が無いので、それを見越して輸送の準備をしておきます。クリア直前ぐらいは慣れたもので、中間地点ぐらいに輸送しておいて、落城させたら補充するようになりました。

 こういうゲームといってしまえば、それまでですが、中盤以降作業になりがちな国盗りゲームでこの一気に領土を広げられない仕様は、テンポを悪くしていると思います。

 中盤は連合という仕組みで大きくなったプレイヤー君主にNPCの連合が襲いかかってくるのは光栄歴史シミュレーションの1つの成長だと思いますが、終盤の退屈さは改善できず。

 信長みたいにある程度大勢力になったら朝廷担ぎ上げてクリアできるようにしても良いんじゃないかな・・・。

物量でクリア

 スキルや特性をしっかり活用せずに能力値の高い武将でごり押ししてクリアしました。

 後述しますが、特性を覚える書物は全く使いませんでした。次回は上級にして、もう少し武将の特性を活かしたプレイをしてみたいです。

不満点もたくさん

 楽しくプレイしましたが、ストレスになる要素もたくさんありました。

 1つは前述の地域懐柔。コマンドで懐柔されることもあれば、数千の兵でチョロチョロと国境近くまでやってきて、付近の府を占領して帰るパターンもありました。

 どちらにしても地味に面倒なんですよね・・・。少ない兵のパターンは捕えて身代金を頂くことができるので、まぁ許す。

 もう1つが、兵糧の問題。出発地に兵糧が沢山あっても、攻め落とした城を攻めていた武将は自動で入城して、その城で兵糧不足になります。兵糧は武将や部隊が持って出るというより、後方の城から支援されるというニュアンスなので入城した途端、その城の米を食っていくことになります。

 更に過去作に比べて米を大量に消費するので米を買う必要が出てきます。その商人が確率で不在だったり、いても武将一人で買える量に限りがあるので、複数の武将でコマンドを実行する必要があります・・・無駄にクリックさせるポイントの1つですね・・・。

 あとは探索を行うと金や書物が手に入るのですが、金目当てで探索しても、書物が見つかる度に表示が行われ、クリックする必要があります。無駄にクリックさせるポイント。

 アップデート前は探索で成果が無かった際もその都度クリックが必要だったらしく、そこは改善したのに書物はどうしてクリックする仕様を残した・・・。

 それ以外にも、城のレベルが上がったとか、敵の城の耐久値が一定に減ったとか(耐久値の減りによるクリックは設定で無くせる)、脳死的にクリックさせる場面が多すぎます。キャラクターを移動させるなどの意味のあるクリックなら良いのですが。

 頻繁に忠誠度が下がるのも、今のゲームだと時代遅れ感があります。忠誠度が下がるたびに報酬で上げてあげる必要があるのですが、頻繁にこの作業をさせられるのもストレスでした。

 忠誠度も下がりにくく修正されたらしい・・・。修正前は恐ろしい作業ゲームだったんじゃないだろうか・・・。

 1月が3ターンに分けられているので、過去作に比べて戦闘が細切れになっています。

 戦闘中にできることは、采配武将という最大5人選べる武将のスキルを任意に発動できるだけなのですが、それすら途中で探索や登用などの結果が表示されクリックさせられるので、タイミングが悪いと技を出したつもりが邪魔されることになります。

 過去作では、戦闘が継続していれば内政モードをスキップして戦闘を続けられたりしたんですけど・・・今作は明らかに戦闘の操作に力を入れていない感じです。スキルゲージが溜まったらクリックするだけで、それすら頻繁に表示される行動結果報告の合間に行うという・・・。

色々言ったけれど

 良か悪かというならば、良ですが、色々な不満点を帳消しにするぐらい三国志が好きなら買いというレベルだと思います。

 今の不満点もアップデートで何とかなりそうな部分もあるので、今後改善されるかも?

クリア:リディ&スールのアトリエ(トゥルーエンド)

 PS4版で一度クリア済みでしたが、足早にプレイしたためトゥルーエンドに必要な錬金LVが足りず、さりとて、トゥルーエンドを見るためだけに調合を続ける気になれずという状態で一応のエンディングを見ただけだったので、PC版がセールで安かった際に購入・プレイ再開しました。

DLCあり

 DLCもセールだったのでいくつか購入しました。

 上位特性が集めやすいマップ「フィリスのアトリエ クラーデル平原」(夜のないくにコラボじゃない方)と、ルーシャとイルメリア追加、後はお金がたくさんもらえるクエスト追加と、レシピが追加される「探索者たちの口伝集」。

 イルメリアはともかく、ルーシャはキャラクターの性格・話の流れ的にも「いかにも仲間になりそう」なのにDLC無しだと仲間になりません。セールでトータル安く買えたとはいえ、褒められた売り方ではないと感じました。

 お金は終盤は余り気味になるのですが、本当に終盤で、それまでが不足気味だったのでDLCで補いました。

 レシピ追加は移動速度1.5倍アイテムが無いと怠いという経験則から購入。

 この辺を買って、ようやくちゃんとしたタイトルという気がしないでもない・・・。

洗練されたシステム

 不思議シリーズ最後の作品ということで、システムや遊び安さは折り紙つきです。

 キャラクターも過去作の主人公などが登場することもあり、魅力的なキャラクター揃いです。

 プレイトータルで判断すると、十分に楽しかったのですが、以下に書くような不満点もありました。

スキップしたい戦闘アニメ

 アトリエの難易度は大抵の作品でノーマルだと適当に調合していても進められる難易度です。

 今回は2回目ということもあり、調合もしっかりと行いたいということでハードを選びました。

 装備と敵の具合が合わないと「全滅はしないが敵が固い」という状態になります。この場合にスキルやアイテムのエフェクトを何度も見ることになり、少し怠いです。アーランドや黄昏のDX版では戦闘早送り機能が追加されましたが、標準版からスキップ機能が欲しい・・・。

トゥルーエンドは面倒

 今回は色々アイテムを作り込みながら進めたので錬金レベルもトゥルーエンドに必要なMAX50まで上げることができました。

 トゥルーエンドに必要な条件の1つとして、キャラクターのイベントを全て見るというのがあるのですが、最後まで見るのが面倒でした。

 最後に仲間になるソフィー関連のイベントは加入時期の関係から遅れて発生するのですが、イベント終了後に次のイベントが始まるまでに、何回か調合を行うか、日数を経過させるか、戦闘を何戦かこなすかが必要になります(なりますというか、色々試行錯誤してイベントを発生させたので多分、左記のどれかが必要という推測)。

 他のイベントは全て終わっていたので、ソフィーのイベントを進めるために不要な調合・戦闘・休息を挟みながらイベントが新たに発生するか確認する作業が発生しました。

 トトリのアトリエはトゥルーエンドを見るのが難しく達成感がありましたが、こちらはただ面倒だったので達成感はあまりありませんでした。

クリア後のやり込み要素あり

 物語は終わりましたが、最終章で裏ダンジョンとDLCダンジョンが解放され、強敵とも戦えるようになりました。

 装備を見直して更にやり込み要素を楽しむことはできるのですが、やるかどうかは悩ましいところです。

 やりたい気持ちもあるのですが、積みゲーを表にまとめてみたらサイバーパンクまでに崩せる可能性0というのが判明したので、そろそろ別のゲームに移りたい気持ちがやや優勢です。

 実はリディ&スールの前にPC版で再度ルルア(難易度ハード)をクリアしていたりもします・・・。

クリア:龍が如く7 光と闇の行方

 年末年始にプレイする予定だった隻狼を積んだまま、龍が如く7を購入、クリアしました。

 次の隻狼チャンスはGWだ!

他にはない世界観のRPG

 龍が如く7は、これまでの主人公桐生さんではなく、春日一番という新キャラクターを主人公とした再出発的な作品です。

 しかもジャンルもアクションからRPGへ!

 体験版の時点だと、戦闘中にいきなり敵がモンスターっぽく姿を変えたり(一応「春日のイメージです」的な説明はあるけど)、火炎攻撃をしたりの要素が悪ふざけし過ぎと感じて購入を悩みましたが、体験版の時点に至るまでに春日の為人を理解し、説明を聞くことで製品版ではすんなりと受け入れることができました。

 春日はどん底から這い上がるのですが、そのどん底がホームレス生活だったり、ソープランドへの就職だったりと、他ではマネできない要素満載でした。まさに大人のRPG!

魅力的な仲間

 主人公以外の春日以外の仲間たちも非常に個性あふれる魅力的なキャラクターでした。

 エンディングを迎えた時に、もう少しこのキャラクター達と横浜(をモデルとした)を走り回りたいと寂しく感じました。

シリアスな本編とはっちゃけたサブ要素

 先に書いた非現実的な戦闘を含め、おふざけ要素が強くて、龍が如くらしさを損なうレベルではないかと懸念していましたが、シリアスでしっかりとしたメインストーリーがうまくバランスを取ってくれました。

 これは本当に上手いバランスだなぁと思いました。

不満点も多少ある

 全体的なプラス評価に比べれば些細なポイントですが、不満点もありました。

 一番は肝心要のRPG部分が微妙なこと。ドラクエ的な懐かしさとペルソナライクな要素を組み合わせた戦闘という感じなのですが、今一つ爽快感とテンポに欠けていました。

 特にテンポの方が問題で、必殺技以外の技モーションをスキップできないとか、吹き飛んだ敵に走り寄って攻撃→また吹き飛んで距離が空くので走り寄って攻撃という時間がかかるスパイラルがあったり、一部道路わきでの戦闘では毎回攻撃するのにガードレールを跨ぐモーションが入ったりとストレスが溜まる場面が多々ありました。

 レベリングのバランスも急に敵のレベルがガンと上がる場面が2回ほどありました。

 地下ダンジョンとか闘技場的なレベリング要素が解放された直後ぐらいに急に敵が強くなった気がするので、サブを無視してメインを進めるプレイスタイルだと注意だと思います。

 自分は今回、じっくりレベル上げをしつつ進めたので何とかなりましたが、ジャッジアイズの時のようにほぼメインオンリーな進め方だと、あるボスで詰んでいたかもと感じました。

 それ以外にはミニゲームが今一つでした。金策に有効な会社経営ゲームの作業感と時間水増し感が強かった。

総合的には良ゲー

 間違いなく買って損はないゲームです。

 RPG部分に多少、合う合わないがありそうですが、そこが気にならないと感じたならぜひプレイしてみてください。