クリア:三国志14

 タイトルの通り、三国志14をクリアしました。

 あとで延々と書きますが、面白さ半分、ストレス半分という感じでした。大抵のゲームは楽しめる自分でも今回はギリ良判定な作品。

 私は最初の一回は劉備でプレイして演義の気分を味わうと決めているので、劉備でプレイ。

 難易度はデフォルトの中級。シナリオは「反董卓連合」。

 追加キャラは旬だった銀河英雄伝説+ライザのアトリエ。古武将は入れず。

クリア後のシナリオ選択画面。クリアすると「英雄終結」シナリオが追加される

連合に騙される

 ゲーム開始直後はタイトルの反董卓連合を結成しているので、周囲の君主はほぼ味方なのでのんびりプレイできました。

 情報を見ると同盟期間2年・・・のんびりし過ぎて退屈になりそうなので、南の空白地に滑り込んで連合に参加していない劉表と対決!

 ・・・と思ったら、1年でイベント発生からの連合瓦解!!

 そういえば、そうだった気がする、と過去の三国志プレイの記憶が蘇るが、時すでに遅しで非常に多くの敵と会敵する横長な領土になってしまいました。

 思い返せば、この辺のドタバタしていた辺りが一番面白かった。後は、洛陽から長安に至る関所がなかなか落ちないから川を渡って関所を攻略せずに、長安を奪取したら、関所にも包囲判定があって、四面楚歌になった辺りも楽しかった。

懐柔がうっとおしい

 多くの君主と隣接すると、懐柔という形で府と呼ばれる支城を取らまくりになります。

 自身の領土であれば兵を出して簡単に取り返すことができるのですが、その度に府を担当させた開発担当者が外れてしまう・・・。

 シミュレーションゲームなので操作が手間なのは良いのですが、こういう不必要に面倒なのは勘弁してほしい。

色塗りが楽しい

貂蝉加入、今作は女性キャラが一時期の優遇から押さえられた能力値になっていた気がする

 今回は領地を色塗りで表現します。色が塗られた土地が自分の領地で、自分の領地内だと色々と優遇されます。

 当然攻める場合は相手の領地を塗りつつ進むわけですが、後背の塗った部分を敵に塗り返されると背後を取られた判定になり、部隊が混乱するなど兵力に任せてガンガン進むと痛い目を見るシステム。

 コンピューターは積極的に裏取りしてくるわけではありませんが、ふとしたタイミングで部隊が孤立してタコ殴りにあいました。

 コンピューターはあまり賢くないので、こちらが裏取りできる場面の方が多かったです。

兵糧が足りない

 しっかり内政に時間をかけると大丈夫かもしれませんが、4・5万の兵を1つの城に配置しておくと、兵糧がそれだけでドンドン減っていきます。

 特に占領した直後の領地は開発も不十分で、金米が無いので、それを見越して輸送の準備をしておきます。クリア直前ぐらいは慣れたもので、中間地点ぐらいに輸送しておいて、落城させたら補充するようになりました。

 こういうゲームといってしまえば、それまでですが、中盤以降作業になりがちな国盗りゲームでこの一気に領土を広げられない仕様は、テンポを悪くしていると思います。

 中盤は連合という仕組みで大きくなったプレイヤー君主にNPCの連合が襲いかかってくるのは光栄歴史シミュレーションの1つの成長だと思いますが、終盤の退屈さは改善できず。

 信長みたいにある程度大勢力になったら朝廷担ぎ上げてクリアできるようにしても良いんじゃないかな・・・。

物量でクリア

 スキルや特性をしっかり活用せずに能力値の高い武将でごり押ししてクリアしました。

 後述しますが、特性を覚える書物は全く使いませんでした。次回は上級にして、もう少し武将の特性を活かしたプレイをしてみたいです。

不満点もたくさん

 楽しくプレイしましたが、ストレスになる要素もたくさんありました。

 1つは前述の地域懐柔。コマンドで懐柔されることもあれば、数千の兵でチョロチョロと国境近くまでやってきて、付近の府を占領して帰るパターンもありました。

 どちらにしても地味に面倒なんですよね・・・。少ない兵のパターンは捕えて身代金を頂くことができるので、まぁ許す。

 もう1つが、兵糧の問題。出発地に兵糧が沢山あっても、攻め落とした城を攻めていた武将は自動で入城して、その城で兵糧不足になります。兵糧は武将や部隊が持って出るというより、後方の城から支援されるというニュアンスなので入城した途端、その城の米を食っていくことになります。

 更に過去作に比べて米を大量に消費するので米を買う必要が出てきます。その商人が確率で不在だったり、いても武将一人で買える量に限りがあるので、複数の武将でコマンドを実行する必要があります・・・無駄にクリックさせるポイントの1つですね・・・。

 あとは探索を行うと金や書物が手に入るのですが、金目当てで探索しても、書物が見つかる度に表示が行われ、クリックする必要があります。無駄にクリックさせるポイント。

 アップデート前は探索で成果が無かった際もその都度クリックが必要だったらしく、そこは改善したのに書物はどうしてクリックする仕様を残した・・・。

 それ以外にも、城のレベルが上がったとか、敵の城の耐久値が一定に減ったとか(耐久値の減りによるクリックは設定で無くせる)、脳死的にクリックさせる場面が多すぎます。キャラクターを移動させるなどの意味のあるクリックなら良いのですが。

 頻繁に忠誠度が下がるのも、今のゲームだと時代遅れ感があります。忠誠度が下がるたびに報酬で上げてあげる必要があるのですが、頻繁にこの作業をさせられるのもストレスでした。

 忠誠度も下がりにくく修正されたらしい・・・。修正前は恐ろしい作業ゲームだったんじゃないだろうか・・・。

 1月が3ターンに分けられているので、過去作に比べて戦闘が細切れになっています。

 戦闘中にできることは、采配武将という最大5人選べる武将のスキルを任意に発動できるだけなのですが、それすら途中で探索や登用などの結果が表示されクリックさせられるので、タイミングが悪いと技を出したつもりが邪魔されることになります。

 過去作では、戦闘が継続していれば内政モードをスキップして戦闘を続けられたりしたんですけど・・・今作は明らかに戦闘の操作に力を入れていない感じです。スキルゲージが溜まったらクリックするだけで、それすら頻繁に表示される行動結果報告の合間に行うという・・・。

色々言ったけれど

 良か悪かというならば、良ですが、色々な不満点を帳消しにするぐらい三国志が好きなら買いというレベルだと思います。

 今の不満点もアップデートで何とかなりそうな部分もあるので、今後改善されるかも?