仁王2のクリア後感想を残します。
評価する点は項目の頭に「+」、悪かった点は「-」を付けています。
総評としては、悪い点も沢山あるけど、トータルとしてはオススメできる良作です。
死にゲーとしてフロムゲーと比べれば落ちるし、ハクスラとしてDiabloと比べたらだめだけど、それらを組み合わせた作品として面白かったです。
+工夫次第で難易度が変わるボス
最初「これは倒せるまでに時間かかるぞ!」と覚悟したボスでも、弱点属性をついたり、こちらが属性耐性を高めることで攻略できたり、有効な忍術・呪術があったりと試行錯誤で攻略できると嬉しいです。
武器によっては簡単に倒せることに気が付くことがありました。少なくとも出が早くリーチの短い武器と、リーチが長いけど出の遅い武器は使えると良いと感じました。
+ハクスラ要素
Diabloやボダランなどに比べると軽めのハクスラ要素ですが、やはりハクスラ要素は嬉しいです。
これは賛否あって、ハクスラのわりにびっくりするような強アイテムが手に入ったり、面白い効果がついたレジェンダリアイテムが無く、装備についた特性も地味なのは微妙です。
最上位が2周目というのも残念ですが、このゲームは塚を掘ることで死んだキャラの装備がもらえるので、低確率でレアレジェンダリーを出しても、塚堀りからみんな手に入れてしまうというシステム的な悩みがあります。
死にゲーのバランスを崩せないので、ハクスラによって体感できるほど強くできないというのは、ハクスラと相性悪いと思います。まぁ、軽い味付け程度のハクスラということで。
+味のあるキャラクターと戦国という舞台
竹中直人さんの藤吉郎は良い味のキャラでした。
無名も目力があるキャラではありませんが、柔らかい表情が癒しになりました。
戦国時代ものなので、名だたる武将が出てくるのも楽しかったです。
+ボリュームが凄い
多少、水増し感はありますが、ボリュームは凄いです。
豊富なサブミッション、アイテム堀り、図鑑埋め、全部やろうとするとかなり長時間遊べると思います。
+豊富な成長要素
装備だけではなく、武器スキル、忍術、呪術、勢力選択、守護霊、魂代など様々な要素で主人公を強くすることができます。
私はあまり活用しませんでしたが、装備も鍛冶屋で特性の付け直しやレベルアップ、製造することができるので、これらも活用すると更にできることが増えます。
-雑な死にゲー要素
途中の記事で何度か書きましたが、複数の敵に囲まれる、狭いステージで戦う、意地悪な敵配置、どれも死に要素ではありますが、ストレスを感じる方が勝っていました。SEKIROから間を置かずプレイしたせいか、仁王2の殺し方は雑に感じました。
特にサブミッションはメインミッションのような固有ボスを用意するわけにもいかず、上記のようなストレスが溜まる要素で難易度を担保しているものが多かった気がします。
-ストーリーが微妙
最終章で初代仁王とつなげる下りがあるためか、藤吉郎との最終戦が思ったより盛り上がりに欠けました。
実は大嶽丸が操っていましたが、死んだけど妖怪化しました、というパターンも乱用し過ぎなきがします。
そして初代の仁王DLCやってないので、最後も多少置いてけぼり感・・・。
-ステータスによる制限
ステータスはある程度極振りした方が強くなる気がしますが、反面能力値が足りず装備できない装備が増えてきて、装備の選択肢がだんだん狭まっていってしまいました。
なので、後半は属性耐性を詰みたい場合などに防具に自由度が無く、小物でしか詰めませんでした。
忍術も呪術も使って敵に応じた立ち回りをしたかったのですが、ステ振り的に諦めて忍術だけ伸ばしました。これは手斧を使うための技を伸ばす必要があったからですが、忍術と親和性の高い鎖鎌にして、忍術・呪術を伸ばしても良かったかもなぁ。
総合評価
最初にも書きましたが、大作であり良作であることは間違いないけど、マイナスポイントも沢山あるなぁという感じです。
DLCは多分やらないと思います。