キムタクが如くこと「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」をクリアしました。
前作「JUDGE EYES:死神の遺言」は名作(特にストーリーは素晴らしい)でしたが、尾行やドローン操作といった調査ミニゲームが面白くないという感想でしたが、今回はストーリーもミニゲームも不満の無い傑作だと思います。
龍が如く+弁護士もの
龍が如くの魅力に加えて、終盤に法廷での戦いがあるのだから面白ささらに倍。
もちろん龍が如くライクな拳で決着をつける戦いもある。
考えさせられるテーマ
いじめを主題にしつつ、法で罰することができなかった犯罪者と、主人公八神がどう向き合うかが見どころ。
錦の御旗が如く、ある人物の名前を叫ぶのは多少げんなりしつつも、どちらが正しいと判断し辛い問題を八神に共感し、時には反する意見に賛同しながらストーリーに引き込まれていきました。
毎度思うけど、ストーリーの先が気になりすぎて、サイドストーリーややりこみ要素をスキップしてしまうの悩ましい。特に私はメインをクリアすると満足してしまうタイプなので・・・。
魅力的な人物達
主人公サイドのキャラクターはもちろん、それ以外の人物も魅力的に描かれていました。
八神が潜入した学校の生徒達や、横浜の中華系暴力団の兄貴(笑)など新キャラクターも味がある面子ばかりでした。
もちろん、敵側も個性的でした。
同じ横浜が舞台となった(というか今回流用した・・・)龍が如く7の話がちょいちょい出てきたのもファンにはうれしい要素。7のネタバレを限り無く避けつつ、小ネタを仕込んでくるあたりはお見事。
主人公達に負けた挙句、その場で推論を進める主人公たちが核心に迫ったせいで消されてしまう某敵キャラクターは少しかわいそう(笑)。
学園ドラマは微妙?
本作のサイドストリーは、学園で展開されるものが多い(本編ではユースドラマと呼ばれている)のですが、凶悪な事件を追いつつ、同時にダンス部で音楽に合わせてダンスを踊るのなどの部活ドラマはさすがに違和感がありました。
それを言ったら、凶悪事件に巻き込まれながらバッティングセンターでホームラン飛ばしまくったり、キャバクラ運営する龍が如くも大概ではあるんですが、学園ドラマはチグハグ感が凄い・・・。
若者受けを狙ったのか主題歌のAdoも私にはゲームにマッチしているとは感じられませんでした。
前作のAlexandrosのOPは今でもたまに観るほど良かった。
ミステリー研究会の天沢など味のあるキャラクターもいるのですが、本編が気になりすぎてやりこまずに終わりました。
キムタクは何をやっても面白い!!
キムタクが彼女作ってデートしたり、ボクシングで学生相手に敗北したり、格ゲーで「10年早いんだよ!」と叫んだり、ダンスしたり、生徒の前で車に惹かれて体がぐにゃっと曲がったり・・・もう、面白くないわけがありません。
総評
今回も間違いなく名作でした。
名越さんが退社しましたが、次回作も期待しています!!