
クリアしましたので、クリア後の感想を残しておきたいと思います。
稲作を上手くゲーム性に落とし込んだ傑作
稲作をメインにしたゲームがここまで面白くなるなんて!! というのが、一番の感想。
水の量、肥料に入れる素材の考慮、各作業を行う時期や割合など米作りの楽しいところを上手く抽出して面白く仕上げたゲームです。
アクションパートも後半バランス崩壊スキルっぽいのが出てきたり、そもそもキャラクターが強くなりすぎてヌルゲー化しますが、中盤まではすごく楽しかったです。

水彩画風の色塗りとアニメキャラのバランス
頭が大きい幼児体系の主人公たち。戦場のヴァルキュリアを思わせる水彩タッチの塗りと非常にあっていたと思います。
キャラもそれぞれ個性があり、サブイベやメインで思わぬ活躍を見せてくれます。

バランス調整は惜しい
稲作を凝ると戦闘がヌルゲーになるというジレンマをこのゲームは抱えていいると思います。
稲作を理解することによる主人公強化の喜びが、スキルをひたすら連発するだけのヌルゲーにつながるのが悩ましい。
ちょっと無理な段階ぐらいで進めると歯ごたえのあるアクションパートが楽しめます。
あと、米作りの過程で失敗しても、うまく事が進んでも、大きく成長に差が出ない気がします。

総合評価は非常に楽しいゲーム!
不満点も述べましたが、それを補ってあまりある楽しいゲームでした。
30時間ほどのボリュームもちょうどよかったです。もうチョイ長いとダレていたかも。