クリア・・・ではないのですが、鉄血のオルフェンズシナリオを一通りクリアしたので感想を残しておこうと思います。

スパロボっぽいけど違うゲーム
もともとスパロボシリーズしかプレイしていなかったのですが、今回なんとなくジージェネに手を出してみました。
共通する部分も多いのですが、かなり違う味付けに仕上がっているゲームでした。
原作の再現度は微妙
スパロボに比べれば声が入っているシーンも多いし、アニメーションを入れたりと再現度は高いですが、端折っている部分も多いので原作を観た上で追体験するのが良いと思います。
00とかSEEDもHuluとかNetflixで見た気がするんですが、Wはスパロボでしか知らないので、プレイしてどう感じるかが楽しみです。
自由な部隊編成


スパロボだと枠が限られていてほぼ主人公キャラだけで満杯という感じになるのですが、ジージェネは序盤やオルフェンズのシナリオはオルフェンズキャラで固めるというようなスタイルならサブキャラも活躍させることができます。
同じキャラクターでもオルフェンズなら一期・二期と別キャラになっており、二期キャラは能力も高く、そうでなくても育てればどのキャラもNORMAL難易度なら通用します。
原作では敵だったキャラも仲間にスカウトすることができ、因縁の深いモビルスーツに載せることで特殊なセリフを喋ったりするのはファンにはうれしいポイントですね。
それ以外にも、原作枠を超えてオルフェンズの三日月を00のエクシアに載せることもできます。
全員かはわかりませんが、ちゃんと「トランザム!」と言ったりします。
構成の自由度はスパロボを越えていますね。
シミュレーション寄りのバランス調整
スパロボは強力な精神コマンドがあったり、機体が破格の強さだったりとお祭り的な強さを楽しめますが、ジージェネはその辺は派手さの無いシミュレーションらしいバランスになっています。
その分、主人公機以外も活躍の機会を与えられているのはプラスですが、派手さが無い分物足りないかもしれません。
それでもバルバトスとかダブルオーはかなり強いんですけどね。
分かりづらい開発フロー
モビルスーツは育てることで別の機体を開発して強い機体に変えていくことができます。
バルバトス第一形態を育てれば第二形態とある程度予想が付く開発フローなのですが、ツリー形式でこの機体の先はこれというのが一覧できればよかったと思います。
モンハンワールドの武器強化のツリー表示みたいになってくれると嬉しい。

渋い資金報酬
後半は違うのかもしれませんが、今のところ資金にはかなり苦しんでいます。
個人的には稼ぎのための繰り返し作業とかは好きではないので、自由に編成したいという欲求とCAPが赤字という現実が常にせめぎ合っています。
オルフェンズのシナリオは稼ぎプレイ無しでオルフェンズの機体・メンバーを揃えれるぐらいのバランスが嬉しかった。
緩めの難易度だがシステムは理解した方が良い
NORMALでクリアしたので鉄血のオルフェンズ 月鋼のステージはHARDでプレイしているのですが、多少敵が強くなっている感はありますが、そこまで苦戦せず戦えています。
とはいえ、一部機能を早めに利用するかしないかでかなり難易度が変わると思います。
例えば母艦をTEAM値が2のものに変えると使用できるユニット数が倍近く増加します。
リーダーや艦長のエリア効果を活用して連携を使うと難易度がかなり下がります。下がり過ぎるので縛った方が楽しめる人もいるだろうなぁというレベルです。
あとは派遣を活用することで資金不足がそれなりに緩和できるので、使わないと損します。
謎のクイックセーブ初期化
ステージ開始後戦でも自ターンであればクイックセーブで一時保存ができるのですが、別部隊を派遣に出した結果を取得するとクイックセーブがすべて削除されてしまいます。
クイックセーブしてゲーム終了。再開時に派遣終了の通知があるから派遣結果を見る・・・と、この時点でステージ途中のデータが破棄されてしますのです・・・。
恒例なのかはわかりませんが多くのステージが、まず最初にゲスト機体のみのショートステージがあって、そのあとプレイヤー編成も参加しての本編ステージが続き、本編ステージでは条件達成後に援軍が来るという比較的プレイ時間が長い構成になっています。
データの整合性の問題というのは何となく想像つくのですが、このゲームのメインのセーブデータは1つだけ保持可能で、ミッション中の一時データとしてクイックセーブデータが複数持てるという仕様かつ派遣中の部隊はミッションに参加できないのでクイックセーブデータを全部クリアしなくても派遣の結果受け取りは整合性を保ったまま可能だと思います。
妙にテンポが悪いシミュレーションフェーズ
(追伸:テンポについては設定である程度は改善できそう)
戦闘シーンのスキップは便利なのですが、戦闘結果として爆発ダメージが入る場合なぜか、通常ダメージと爆発ダメージ(500)が別々に表示されて時間が余計にかかります。
範囲スキルでテンションを上げると超強気などのエフェクトが一機づつ順番に表示されるのもまとめてください・・・と思います。
戦闘のアニメーションを見る場合も、毎回敵のモブが「うわぁ、やられたぁ」的な叫びを発して爆発するシーンを見た後じゃないと、止め台詞・演出を聞けないのが今一つ。
まぁ、なんやかやいうけど楽しい
こうやって何回かに分けて書きたくなるくらいには楽しめています。
これでまだオルフェンズ原作とW・SEED・00はメイン3話ぐらいしか進めていないという状態なのでまだまだ遊ぶコンテンツがあります。
シミュレーションゲームが嫌いじゃなくて、含まれているガンダムシリーズが好きなら楽しめる作品だと思います。
逆にW・SEED・00・オルフェンズに興味がないなら評価は厳しくなる気がします。
クロスレイズが楽しかったので、前作のジェネシスのプレイ動画を見てみましたが、攻撃されているユニットが棒立ちでかなりお寒い感じでした。たぶん、手にしたのがジェネシスだったらすぐに止めていた気がします。