クリア:龍が如く7 光と闇の行方

 年末年始にプレイする予定だった隻狼を積んだまま、龍が如く7を購入、クリアしました。

 次の隻狼チャンスはGWだ!

他にはない世界観のRPG

 龍が如く7は、これまでの主人公桐生さんではなく、春日一番という新キャラクターを主人公とした再出発的な作品です。

 しかもジャンルもアクションからRPGへ!

 体験版の時点だと、戦闘中にいきなり敵がモンスターっぽく姿を変えたり(一応「春日のイメージです」的な説明はあるけど)、火炎攻撃をしたりの要素が悪ふざけし過ぎと感じて購入を悩みましたが、体験版の時点に至るまでに春日の為人を理解し、説明を聞くことで製品版ではすんなりと受け入れることができました。

 春日はどん底から這い上がるのですが、そのどん底がホームレス生活だったり、ソープランドへの就職だったりと、他ではマネできない要素満載でした。まさに大人のRPG!

魅力的な仲間

 主人公以外の春日以外の仲間たちも非常に個性あふれる魅力的なキャラクターでした。

 エンディングを迎えた時に、もう少しこのキャラクター達と横浜(をモデルとした)を走り回りたいと寂しく感じました。

シリアスな本編とはっちゃけたサブ要素

 先に書いた非現実的な戦闘を含め、おふざけ要素が強くて、龍が如くらしさを損なうレベルではないかと懸念していましたが、シリアスでしっかりとしたメインストーリーがうまくバランスを取ってくれました。

 これは本当に上手いバランスだなぁと思いました。

不満点も多少ある

 全体的なプラス評価に比べれば些細なポイントですが、不満点もありました。

 一番は肝心要のRPG部分が微妙なこと。ドラクエ的な懐かしさとペルソナライクな要素を組み合わせた戦闘という感じなのですが、今一つ爽快感とテンポに欠けていました。

 特にテンポの方が問題で、必殺技以外の技モーションをスキップできないとか、吹き飛んだ敵に走り寄って攻撃→また吹き飛んで距離が空くので走り寄って攻撃という時間がかかるスパイラルがあったり、一部道路わきでの戦闘では毎回攻撃するのにガードレールを跨ぐモーションが入ったりとストレスが溜まる場面が多々ありました。

 レベリングのバランスも急に敵のレベルがガンと上がる場面が2回ほどありました。

 地下ダンジョンとか闘技場的なレベリング要素が解放された直後ぐらいに急に敵が強くなった気がするので、サブを無視してメインを進めるプレイスタイルだと注意だと思います。

 自分は今回、じっくりレベル上げをしつつ進めたので何とかなりましたが、ジャッジアイズの時のようにほぼメインオンリーな進め方だと、あるボスで詰んでいたかもと感じました。

 それ以外にはミニゲームが今一つでした。金策に有効な会社経営ゲームの作業感と時間水増し感が強かった。

総合的には良ゲー

 間違いなく買って損はないゲームです。

 RPG部分に多少、合う合わないがありそうですが、そこが気にならないと感じたならぜひプレイしてみてください。