クリア:AI ソムニウムファイル

 序盤でコントローラーを置きかけましたが、何とかクリアしました。

 簡潔に感想を言うと、ストーリーは良作だが、ゲームとしては非常にツマラナイ作品でした。

続きが気になるストーリー

 猟奇殺人が次々と発生し、謎が少しずつ解明していくが、新たな謎がさらに・・・という展開は置きかけたコントローラーを再度、握りなおすぐらいには魅力がありました。

 後半になって、あの時のアレはこういう状況だったのか! とわかる展開も良かったです。

 ただし、一部のルートではコントローラーを投げたくなる展開があります。

 ネタバレ(?)気味に書いてしまうと、下ネタ交じりの展開です。エロ本を見つけると超運動能力を発揮するとか、AIが演算した危機を乗り切る方法が干された下着を撃つとか、エロ本販売機を撃つとか・・・。

 最初に入ったルートが上記のような展開満載のルートだったので、中断しようかなと本気で考えました。

寒い会話と退屈なミニゲーム

 クスリと笑わせてくれる会話もあるのですが、どちらかというとちょっと寒いギャグになってしまっている方が多かった気がします。

 基本は会話を読み進めるAVGなのですが、ときおりQTEや照準を的に重ねる簡単なイベントが入ります。

 難易度は非常に簡単なのですが、全く面白くありません。ただのAVGじゃなくてゲーム要素を入れたかったのでしょうが、無い方が良いレベルです。

 もう1つ、対象の脳にサイコダイブする展開があるのですが、この頭なの中シチュエーションは何でもありなので、奇妙な常識外れな絵面を作ることができるのですが、常識から外れている分、プレイする側は正解がどれか推測し辛いんですよね。

 ある程度、予想はできるものの、一見解放に見えない選択枝が正解ってのは、選ばされる側としては運みたいなものなんですよね・・・。しかも時間制限があり、失敗するとリトライという苦痛。なのでサイコダイブに関しては、そうそうに攻略サイトを見て書いてある通りに進めました。

 誰かの脳の中展開って、こういうプレイヤーに考えさせるのに向いてないし、ホラー作品でも良く使われますが、なんでもあり過ぎて怖さが薄れる気がします。

まとめ

 ストーリー大筋は良かったです。最後も綺麗に終わります。

 それ以外は微妙でした。サイコダイブとか結構、ストーリー上重要な役割を持っているので、ネットで答えを見ずに、自分でトライするのが良いかもしれません(ツマラナさに耐えられるなら・・・)。

 おすすめはしないです。

こんな感じの会話に耐えれるなら、後はミニゲームを耐えればOK